浄土真宗本願寺派 光寿山 正宣寺

蓮如上人500回忌法要

 1998年は、本願寺第8代蓮如(れんにょ)上人の500回忌にあたります。その法要や事業を行うための費用として、2年前に門信徒の皆様に懇志の上納をお願い致しました所、早速にご協力を戴き、正宣寺への割当額を完納することができました。改めて厚くお礼を申しあげます。

 本願寺では建物の新築や修理等は数年前から着工しており、法要は1998年3月14日~11月13日の8か月を10期に分け、合計100日の間、1日に1座、約3,000名のご参拝を計画しております。法要は御影堂で修行され、毎座、ご門主のご親教を頂きます。

 本願寺に先立って、大阪の北御堂でも来年には法要を始め、いろいろな行事が予定されております。

 更にその前景気をあげるための催し物として、蓮如上人が本願寺を建立した地である大阪城内、天守閣前の市立博物館で下記の通り展覧会が催されます。近い所でもありますので、皆様には万障繰り合わせて拝観されますように、ご奨励申し上げます。


第132回特別展 大阪の町と本願寺
-蓮如上人五百回御遠忌・「おおさか」誕生五百年記念-

 戦国時代の大阪には、浄土真宗の寺院を中心に形成された寺内町が多く、今の大阪城付近にも明応5(1496)年に蓮如(本願寺8世)が建立した坊舎を前身とする本山本願寺の寺内町があり、商人や職人が多数住んでいました。また、蓮如の御文章にみえる「大坂」は、大阪の地名の初見として知られています。本展は、蓮如の五百回遠忌(平成10年)と「大坂」の地名の初見から五百年(平成8年)を記念して、真宗寺院が大阪の町の歴史と深く関わっていたことを紹介するものです。

会期:平成8年10月22日(火)~12月1日(日) 休館日:月曜日、祝日の場合は火曜日
主催:大阪市立博物館、毎日新聞社
会場:大阪市立博物館 3階特別展示場 大阪市中央区大阪城1-1 大阪城天守閣前
観覧料:大人600円(500円) 高大生350円(300円)

展覧会構成
第1部 蓮如-その人と伝承-
(展示品)蓮如画像、蓮如木像、御文章、六字名号、蓮如絵伝など
第2部 蓮如と大阪
(展示品)存覚上人一期記、聖徳太子・真宗御絵像(蓮如裏書)、方便法身尊像(蓮如裏書)、口伝鈔など
第3部 "おおさか"の登場と大坂本願寺、そして近世都市大坂へ
(展示品)大坂坊舎建立の御文、実如寿像、証如画像、天文日記、大坂本願寺御堂制札、織田信長起請文、石山合戦所要兜など
第4部 各地の寺内町 久宝寺・八尾・富田・富田林・今井・貝塚・招提・大伴・鶴源
(展示品)各絵図、各由緒書