住職退任のご挨拶
月日の経つのは早いもので、早や今年も報恩講を迎える季節となりました。
ご門徒の皆様には、お元気で毎日を感謝の中に過ごしておられる事と存じます。
顧みますと22年前、当時新興宗教の悪評が世評に上っていたため、宗教法人の新設が段々と困難になっておりましたが、その中を辛苦の末、やっと宗教法人正宣寺の認証を大阪府知事より頂くことができ、併せて浄土真宗本願寺派正宣寺の認可を本願寺より頂き、ここに名実共に浄土真宗本願寺派正宣寺が誕生いたしました。
以来、皆様のご協力のもと正宣寺の護持、発展のために日夜努力してまいりました。その結果、庫裡の増築も無事終わり、私も何時のまにか81才の馬齢を重ね、体調も時々不調を訴えるようになりました。
上記理由により、今般浄土真宗本願寺派正宣寺住職を退任し、後任として正宣寺衆徒大野孝顕を任命して頂くよう所要の手続きを始めました。
このような次第ですので、ご門徒の皆様には今後とも旧に倍して正宣寺の護持、新旧住職へのご協力を幾重にもお願い申し上げます。